その日はどこか奇妙な感じのする日だったんです。
家の近くの大通りの、横断歩道を渡っていて
ふと、信号待ちをしている3台の車を見たら、
それぞれのナンバープレートが、
「77」と「77」と「7725(うろ覚え)」…!!
早速、スマホのチャットを使って自慢してたら、スマホが鳴り、
劇団の連絡網で
大先輩、内田稔さんの訃報を知りました。
ショックでした。
僕はこれから何を目指せば良いのか、
俳優としての道標を見失ってしまったような気がして
ぼけーっと町を徘徊していたら、再びスマホが鳴りました。
それは、僕のナンバープレートの自慢に対する返信で、
「77は、大丈夫だから今のまま前に進みなさい、ってメッセージだそうですよ」
なんて言われてしまいました。
スピリチュアル懐疑派のワタクシは、普段なら鼻で笑ってみせるところですが
さすがにこれは、ズシンと来た。
町の景色がにじんで仕様がないので、足早に帰宅しました。
内田さん、今まで本当に有難うございました。
どうぞ安らかにお眠りください。
僕はがんばります。
「深く、もっと深く…。」
生涯忘れません。