事務所にNGもらって長野に帰省してきました。
先の「
令和元年台風」で、高校の同級生の家と仕事場が被災してまして、
仕事のない日が数日出来たら、絶対、復旧の手伝いに帰ろうと思っていたのです。
あれから2週間以上経ち、被災地は少しはマシになったろうかと思っていましたが、
全然、復興とは程遠い景色が広がっていて、大変なショックを受けました。
生まれたときから18まで、当たり前にそこにあった景色が、渇いた泥と、砂埃にまみれ、
車道を行きかうのは、自衛隊の車両と、被災した方の汚れた軽トラック、
また、そこに居る人は皆、フードとマスクと手袋と長靴とで全身防備。
りんごの出荷の最盛期も間近だと言うのに、文字通り、色あせた景色が広がり
ただただ、長くて深い ため息が漏れました…。
なお、その友人も、未だに避難所暮らしと知りました。
手伝いに行くまで、教えてくれなかったのです。気楽に聞ける雰囲気でもなかったし。
泥だらけになった、とある民家。
近所の川の対岸から、決壊した千曲川の水が大量に流れ込み
その川の水位がみるみる上がり、あっという間にこちら側へ溢れてきたそうです。
千曲川の水が、川を越えて溢れる、書いてて意味が分かりません。
そのときの付近の水位は2m超…。ぞっとします。
災害ごみの仮置き場。
これで一地区の、ほんのほんの一部。
頑張ってお金を稼いで、選びに選んで買った家具とか家電が
山のように廃棄されています。
過去にblogで色んな購入品をさらしてきた自分が、同じ目にあったらと思うと辛過ぎる。
全然、人事と思えない。
日が傾くまで作業をして、泥だらけで実家に戻ると
母が、僕の好物のコーヒーパンを買ってくれてました。
…て、これ
ナカジマパンじゃないやん!?!?
美味しかったけどね…。
ありがとな、母ちゃん。