赤色エレジー・千秋楽の翌日の昼、大学病院で親知らずを
抜いてもらいました。
下アゴの親知らずです。
その日の夕方から、抜歯した辺りがポッコリと腫れまして、
かがむだけで患部が痛む状態が続き、何もしたくない日々を
送っております。
――結構、無茶しちゃったんですよね。
当日の朝まで、打ち上げのため徹夜で飲んだり、
抜歯の直後に牛丼食べたり……
赤色の稽古中に抜いた、もう一方の下の親知らずがなければ
もう少し慎重に行動したんですが。('A`)
・ ・ ・
赤色エレジーの稽古期間中、右下の親知らずが痛み出したので
近所の歯医者に行ったのです。
レントゲンを撮ると、根の部分に黒い影があるとのこと。
そしてその黒い影の側には、アゴの太い神経が通っているので、
迂闊に抜けないとか。
入院が必要かも、とも。
そうして、CTスキャンのある大学病院を紹介されました。
レントゲンは平面画像しか撮れないので、黒い影と太い神経が
奥行きでどの程度近接しているのか分からないけど、
CTスキャンなら、三次元的に画像を撮影出来るんですって。
#正しくは、Z軸をずらしながら連続撮影が出来るものと思われる。
さて。
大学病院にてCTスキャンを行ったところ、黒い影と太い神経は
接していないことが分かりました。
歯は力技で引っこ抜いても大丈夫、入院も不要、です。
――抜歯の日。
歯はあっさり抜けました。
抜いた歯は、ぱっと見は何ともない綺麗なエナメル質だけど
根っこの一部が ぷよぷよになってました。
レントゲンの黒い影の正体は、良性の腫瘍だったのです。
さてさて、噂に聞く、下の親知らずを抜きました。
どれだけ腫れるものかとドキドキしながら過ごすのですが
これが一晩経ち、二晩経ち……何も起こる気配がありません。
結果的に、全く腫れませんでした。
僕があまりに平然と稽古しているので、周りに不思議がられたほど。
なんだ、下の親知らず抜くのって楽勝じゃん――
・ ・ ・
これは、偶然見かけた医療関連のニュースなんですが、
下の親知らずを抜くとき、根の部分を少しだけ残すと
腫れないことが分かったそうです。
なるほど、根っこに腫瘍が出来た場合も同様で、抜いても
腫れないわけですか……。
そんなこととはツユ知らず、折角だからと、左下の親知らずも
同じ病院で抜いてもらうことにした私。
だって、どうせ抜いても腫れない体質だし、と思ってるし。
しかし、こちらの歯は横向きに生えてしまっているものの、
根っこは健康そのもの。
――で、どうなったかと言うと、この記事の一番上に戻る、と。
#後日、その大学病院が院内感染で27人の死者を出したニュースを見て
#お腹痛くなったのは、また別の話。